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嗚呼ライトナウ~嗚呼デストロイ~


by koishibashi

日本には日本の商売のやり方があるよな。

昨日に引き続き、“枚方市談合事件”。

我が劇団のメインスポンサー、日本一有名なゼネコン社長が引責辞任。
くしくも昨日、某国営放送でも談合問題の番組をやっていた。

そこに出演していた中堅ゼネコンT建設の社長さんが談合との決別を声高らかに叫んでいた。

正直、よく言うぜ、このオッサン!と思いながら見てたよ。
そしてこのオッサンをヒーロー仕立てにしちまうTVに脅威を感じたよ。
日本には日本の商売のやり方があるよな。_f0134270_8364059.jpg


最後の日本型システム“談合”。

確かに時代の変化に伴い、色んなことが、変わっていく。
ただグローバルスタンダードというアメリカン杓子定規に何もかもあてはめよう、
っての疑問を感じるっていうか、だんだん腹が立ってくるよ。

NO談合と叫んで、本当に自由競争で入札して現実にどうなる?
施工能力のない業者が落札したり、入札金額を下げるために下請けがたたかれたり・・・。
結局しわ寄せは下へ下へ。

建設業界には淘汰が必要とよく言われるけど、急激な変化は混乱をまねき、
この混乱のなか、本来生き残るものが逆に淘汰されて、
本来淘汰されるべきものが逆に生き残る、っていう考えには俺も同感だよ。

マルBの関係者はそういうところは巧妙だからね。
談合は是の部分、非の部分についてもっと論じられるべきだと思うよ。

非の部分は、入札金額が上がり、しかもその95~99%で落札されてゼネコンが莫大な利益を上げる、
そしてその何割かが族議員らへ、っていう金の流れの不透明さだろ。

“NO談合”とバッサリ切り捨てるんじゃ、日教組の先生と同じじゃん。

“談合”にしろ“護送船団方式”にしろ、確かに問題点もあるだろうが、ここは日本だ。
日本型システムの何が悪い!少しほっとけ!って太平洋の向こう側に叫びたい気分だよ。
by koishibashi | 2007-06-04 08:37 | 日記